OpenFOAM 用の解析設定データを作成できるウェブアプリに機能を追加しました。

(2018/1/8 追記 : Ver. 0.2以降の更新は XSim のリリースノートに記載)

OpenFOAM 用解析設定ウェブアプリ

主な追加機能は次の通りです。

インポート可能な形状ファイル形式の追加

import
(サンプルの形状データは "Whale" CC-BY Miguelangelo Rosario)

従来の STL 形式に加えて、Wavefront obj 形式 (拡張子 .obj) と Autodesk 3DS Max 形式 (拡張子 .3ds) のファイルのインポートが可能になりました。これによって Google Poly などからダウンロードした形状データを直接インポートできるようになりました。

熱流体解析への対応

Heat

熱流体解析用データを作成できるようになりました。「基本設定」ページで「熱」をチェックすることで熱流体解析用の設定データを作成できます。

物性値ライブラリー機能の追加

property

「物性」ページに物性値ライブラリー機能を追加しました。「物性名」の横のアイコンをクリックし、リストから選択することで簡単に物性値を切り替えることができます。

今のところ選択できる物性は空気と水のみですが、将来的にはさらに物性を追加していきたいと考えています。

初期条件の設定機能の追加

initial

「初期条件」ページで初期条件を明示的に設定できるようになりました。設定を行わない場合は従来通り、あらかじめ用意されたデフォルト値が設定されます。

並列設定機能の追加

parallel

「計算設定」ページでメッシュ作成・流体計算を行う際の並列数を設定できるようになりました。

以上ですが不具合、フィードバックなどあれば下のコメント欄か @H_Tsubota までお願いします。