正月ということもあってふと年賀はがき発行枚数の推移を調べてみた。はがきの発行は前年に行われるので例えば2011年の発行分は2011年の出来事に左右されていることに注意して欲しい。

まず1975年、1989年、2003年、2008年にスパイクが立っているのがわかる。すぐに思い当たるのはオイルショック(1975年)、バブル景気(1989年)、いざなぎ超え景気(2003年)、リーマン・ショック(2008年)。景気の変わり目で発行枚数が増えているように見える。

また傾向としては2000年あたりをピークに発行枚数の伸びが止まっている。メールやSNSの普及が一因か。

もともと年賀状の習慣が一般に広まったのは戦後の安否確認が発端だったらしい(習慣としては戦前からあったけど)。60年かかって広がった年賀はがきもその役目を終えつつあるのかもしれない。

元データはここ。オリジナルのデータは総務省の「年賀葉書まめ知識」、日本郵便の「お知らせ」。

あとグラフ作るのにGoogleスプレッドシートはわりと便利。

追記
2013/10/27 2012年のデータを追加 追記
2016/1/4 2014年までのデータを追加