実験記録 No.02

大阪市在住プログラマー。 翻訳とか、物理シミュレーションとかやってます。

Firefoxのブックマーク・サイドバーを右側に移動させる方法

ブックマーク・サイドバーを表示後、「ブックマーク」ラベルをクリックし、「サイドバーを右側へ移動」を選択。

Firefox 62.0.3 で動作確認。

firefox-bookmark-saidebar-to-right

いつも忘れるのでメモ。

・参照

How do I move the Bookmarks sidebar from left side to right side of screen? | Firefox サポートフォーラム | Mozzilla サポート

WSLでのUbuntuファイルシステムのWindowsファイルシステムでの位置

WSL(Windows Subsystem for Linux)のディストリビューションとしてUbuntuを使っている場合、Ubuntuファイルシステムのルート(/)はWindowsファイルシステム上は以下の位置にある。

  • Microsoftストア版のUbuntuの場合

    %localappdata%\Packages\CanonicalGroupLimited.UbuntuonWindows_79rhkp1fndgsc\LocalState

  • レガシーWSLのUbuntuの場合

    %localappdata%\lxss

参照:Where is the Ubuntu file system root directory in Windows NT subsystem and vice versa?

【2018年版】FreeCAD利用事例まとめ

「FreeCADってどれくらいのことができるの?」という質問をたまにもらうのでTwitterのタイムラインからFreeCADの利用事例に関するものをまとめました。

一部海外の事例もありますが、基本的には日本語圏内の事例です。












































FreeCAD バージョン0.17がリリース

2018年4月6日にFreeCAD バージョン0.17がリリースされました。前バージョンから2年弱ぶりのメジャーアップデートです。

さっそくインストールしてみたので FreeCAD バージョン0.17リリースノート(英語)も参照しながら変更点をまとめておきたいと思います。

「ボディー」コンテナーの追加

以前のバージョンではドキュメントの直下にスケッチやソリッドが配置されていましたが、新たに「ボディー」コンテナーが導入され、ボディー内でスケッチやソリッドの編集を行うように変わりました。

ModelTree-body
「ボディー」コンテナー

ボディー自体が座標情報を持つのでボディー間の相対位置の変更が容易になっています。さらに複数のボディーを入れられる「パーツ」コンテナーも追加されています。

バージョン0.17では標準機能としてのアセンブリワークベンチは追加されていないようですが、将来のアセンブリ機能追加に備えた変更のようです。

パートデザインワークベンチの機能追加

パートデザインワークベンチでは独自のスイープ、ロフト、ブーリアン演算などの機能が追加されています。以前であればパートワークベンチ、ドラフトワークベンチなどに移動する必要があった作業をパートデザインワークベンチ内で完結できるようになっています。

またスケッチ編集機能ではB-スプライン曲線作成、選択辺の延長、任意の正多角形の作成などが新たに追加されています。

Sketch
B-スプライン、正12角形

FEM ワークベンチの機能追加

有限要素法による構造解析ができる FEM ワークベンチではメッシャーとして新たに Gmsh が、ソルバーとして新たに Elmer が追加されています。また新たに熱機械解析を実行できるようになっています。

FEM-Solver
FEM ワークベンチのソルバーのタスクパネル

解析結果の可視化処理での断面表示などの開発も進んでいるようです。

FEM-tools-vtk
FEM ワークベンチの可視化系ツール

まだ解析そのものはできないようですが、流体解析用や静電解析用の境界条件を作成するツールが追加されているので将来は流体解析や静電解析がサポートされそうです。

TechDraw ワークベンチの追加

3次元形状から2次元図面への変換を行う場合、従来は Drawing ワークベンチを使用していましたが、これを置き換えるために TechDraw ワークベンチが追加されました。

互換性のために Drawing ワークベンチは残されていますが、今後、新規に2次元図面の作成を行う際は TechDraw ワークベンチを使用するよう公式に推奨されています

TechDraw ワークベンチでは Drawing ワークベンチと較べて寸法や注記の挿入、面のハッチングなどの操作が大幅に改善されています。

TechDraw-3D
元となる3次元形状の例

上に示すような3次元形状に対して下図のような2次元図面を作成できます。

TechDraw-2D
TechDraw ワークベンチでの2次元図面

図や寸法などの位置をドラッグ操作によって直感的に変更できます。作成した図面はSVG形式でエクスポートできます。

アドオンマネージャー機能

3rdパーティー製のアドオンのインストール管理を行うためのアドオンマネージャー機能が追加されました。[ツール]メニューの「Addon manager」から実行できます(要ネットワーク環境)。

Addon-manager
アドオンマネージャー

以前は直接ファイルを操作する必要があったため、操作ミスなどでインストールに失敗する場合もありましたが、アドオンマネージャーによってアドオンのインストール、更新、アンインストールが容易になっています。

その他

  • CAD カーネルの更新

    使用されている CAD カーネル Open Cascade のバージョンが7.2.0に更新されました。これによってブーリアン演算などでエラーが起きにくくなったとされています。

  • パス・ワークベンチの機能追加

    CNC などで使用されるGコード生成のためのパス・ワークベンチの機能が強化されました。

  • サーフェス・ワークベンチの追加

    指定された境界辺からサーフェスを生成するサーフェス・ワークベンチが追加されました。

以上です。FreeCAD バージョン0.17は GitHub の FreeCAD リリースページからダウンロード可能です。

オーウェル「ビルマの日々」と電子書籍

オーウェル「ビルマの日々」は長らく絶版になっているようでAmazonの中古でもなかなか手が出しにくい値段になっている。(現時点で)彩流社の大石訳は9949円、晶文社の宮本・土井訳に至っては18900円だ。


ビルマの日々(彩流社)


ビルマの日々(晶文社)

ところが最近気がついたのだけど宮本・土井訳はkindle版も出ていて756円で買える。2014年にグーテンベルク21から出版されたようだ。


ビルマの日々(グーテンベルク21)

「ビルマの日々」は世間の評価的にはとてつもない名作というわけでもないから(オーウェルの処女作という意味での価値はあると思うけれど)、紙での再版は経済的に成り立たないのだろうけど、こういう感じで絶版していた本が流通コストの低い電子書籍のおかげで読めるというのはすばらしいし、増えるといいと思う。